有田焼通販/仏事の湯呑につきまして

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仏事の湯呑につきまして

仏事の湯呑につきまして。大勢のお客様とお寺様の湯呑。

一般的な注意点

昔ほど厳しくありませんが、最低限これだけは守ったほうが無難というのはあります。
柄は俗に言う「おめでた柄」は避けたほうがいいでしょう。典型的な松竹梅、おもと、南天、鶴に亀などです。
パステル調の可愛らしい、綺麗な色合いのうつわも避けたほうが無難です。唐草模様程度の柄なら仏事、慶事兼用で使えます。
いくら高価なうつわでも備前、萩、志野、織部などの土物のうつわは避けてください。白生地のうつわをお勧めします。
民芸調のうつわも同様です。つまり、趣味性の強いうつわは避けたほうが無難ということです。
基本は自分の好みではなく、あくまでもお客様用に使うものであり、常識的、無難なうつわがお勧めです。

お寺様用湯呑

原則として蓋付湯呑をお勧めします。お通夜、告別式、まわり、法事を問わず蓋付湯呑をお勧めします。
柄は山水模様や唐草模様など無難な柄がお勧めです。自分の好みではなく一般的に無難な柄をお選びください。
茶托は四寸五分サイズ、銘々皿は五寸サイズが無難です。茶托と銘々皿は同じシリーズで揃えるのが綺麗ですが、
揃わなくても同じようなタイプなら問題ないと思います。新規購入の場合はこの点も考慮に入れて下さい。

天目台につきまして

最近は使う方も少なくなりましたが、天目台もあります。腰の高い台です。もともとは天目茶碗用の台だと思います。
共蓋がつきますので、その塗り蓋を使ってもいいですし、蓋付の湯呑を合わせてもどちらでもいいと思います。
ポイントは中央部分に開けられた穴の部分に湯呑がしっかり収まるかどうかです。
天目台をご使用の場合は必ず実際に湯呑を合わせて、全体の雰囲気と湯呑の収まり具合を確認して下さい。

大勢のお客様用湯呑

数で使いますので蓋なし湯呑で。型は背の高いコップ型でなく、朝顔型や玉型の来客用の煎茶碗をご用意ください。
最近では反り型のやや小さめの煎茶碗が主流になっています。
もちろん蓋付であればなお結構ですが、さすがにそこまでの需要はあまりありません。
茶托は、いいものにこしたことはありませんが、数で使いますのでほどほどの茶托でいいと思います。
拭き漆の四寸茶托でよいと思います。茶托までは面倒だからと、茶托なしの場合もあります。

おもてなし盆など

お茶と和菓子を纏めて盛り付けるときに使われます。茶托と銘々皿をまとめたような盆です。
お寺様以外のお客様にも、一人一人にお茶とお菓子をお出しする場合には便利な盆です。茶托と銘々皿を用意するのが
正式ではありますが、最近は結構おもてなし盆も人気があります。

あれば重宝します

急須は小人数用と、まとめて大勢のお客様にお茶入れる場合を考えて8~10合用の土瓶があれば重宝します。
お盆も小人数用と、湯呑をまとめてのせられる大きい盆があれば楽です。
丸の大きいものか(尺一寸程度のサイズ)長手盆(尺七寸程度)などが重宝です。人数に合わせて大きさを考慮して下さい。
お寺様にお布施をお渡しする時の「切手盆」もあればいいですね。
ネットではご紹介していませんが、安価なもので3,000円代のものから木製本漆の10,000円前後までです。
色は黒の無地、サイズは八寸をお勧めします。

法事の折のうつわにつきまして

相当に地域差の出るアイテムですが、香川県の中央部ではうどんやチラシ寿司を振舞う習慣があります。
従いまして丼や和皿がお客様の人数分だけ必要で、お膳も人数分用意されていましたが、最近は簡略化されています。
それでもせめて何かをおもてなしにお出ししなければということで、季節の果物をお使いになるお客様もいらっしゃいます
おはぎ等もよく使われるようです。五寸前後の無難なお皿が人数分あればよいと思います。
海の幸が豊富な地域、山の幸が豊富な地域。それぞれその地方に伝統的な食べ物があります。
法事などの席ではよくそのような食べ物が 振舞われる様です。ある意味文化の伝承かも知れません。
会館やホテルを使うと楽ですが、まるでベルトコンベアーで流れ作業をやっているみたいな感じになります。
自宅でお仏壇の前で心を込めて故人を偲ぶ習慣も、大変ですが、残していきたいものです。
地域によって相当に異なると思います。あくまでも参考にお読み頂ければ幸いです。